AIが果てに起こりうる”なあなあ”な世界

こんにちは!

カジロワです!

今回も覚え書きのように、頭の中身をドバーッと出しちゃいます。

 

またもキッカケはTBSラジオ荒川強啓 デイ・キャッチ! 「ニュースクリップ:ビジネス」NewsPicks・野村高文

今回は3/2のものです。

ニュースクリップはランキングと違って聴ける期間が限られていないので、過去のモノを気軽に参照できていいですね!

 

radiocloud.jp

 

この回でははじめに“自動運転”について取り上げられています。

ハッキングされないよう、ブロックチェーン技術を利用した制御システムを組み入れるという話題から始まり、パーソナリティの荒川強啓さんがこう問いかけます。

 

「車一台一台自動運転で遠隔操作って、大変なことになるんじゃない?」

 

……と。

結局、この疑問に対しては

 

「一台一台が個別に判断するのではなく(まして司令塔のようなものがいるわけでもなく)ブロックチェーン技術で速度・方向・目的地などすべてを連携させることで上手く流れるようにする」

 

という回答がなされます。

 

ここでふと疑問がわきました。

 

“AIがすべての企業に取り入れられたら、どうなるんだろう……?”

 

ブロックチェーン技術の話を聞いているのにもかかわらずです。

まぁそれはいいとして。

 

AIは様々な企業によって開発され、さまざまな性能比較がなされます。

「あの企業よりも、どの企業よりも優れたものを!」と技術を切磋琢磨しあっています。

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その果てに

 

「あぁ、このAIにはかなわないや」

 

と皆が思うようなAIがある企業から開発され、他の企業がそのジェネリックのみを開発するような世界が来たとき。

 

そして、そのAIをすべての企業が、とうとう開発元までもが導入した場合

 

AIは、現在の競争市場をどのように変えていくのでしょうか?

 

ここではじめに話した、自動運転の話題に立ち返ります。

これはブロックチェーン技術を利用した連携”が、スムーズな流れを作る秘訣でした。

 

では、競争市場が同じAIをベースにした場合、そもそも“競争”というものは成り立つのでしょうか?

 

自動運転がごとく、連携によりスムーズな経済の流れを作りやしないでしょうか?

 

ゲーム理論で言えば「囚人のジレンマ」問題ですね。

Google傘下の会社が行った、性能に差がある2つのAIをひとつのゲームに参加させる実験によると、

「深層学習をさせていったところ、状況に応じて協力しあったり、競争しあったりとまちまちだった」

という結果に終わったそうです。

 

果たして性能の同じAIは好んで競い合うことをするのでしょうか?

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むしろ協力を選択し、「今回はこの会社に」「今回はあの会社に」と軍配をあげさせ、社会全体の効用を最大化するように動いてしまわないでしょうか?

 

そしてその果てに起こりうるのは、すべてが連動して流れていく“なあなあ”な社会なのではないでしょうか?

 

……と、少々SFチックな考えでしたね。

果たしてAI技術は皆にとって幸福な世界をもたらしてくれるのか、期待は深まるばかりです。